グルメ2025/05/19

「THE CONTINENTAL ROYAL & Goh」が
「ワンビル・フクオカ」に OPEN

福山剛シェフが監修、伝統と革新が融合した洗練したビストロバルスタイル「THE CONTINENTAL ROYAL & Goh」が福岡のランドマーク「ワンビル・フクオカ」に OPEN!

天神ビッグバンプロジェクトの一環である福岡市天神の新たなランドマーク「ONE FUKUOKA BLDG.」が4月24日に誕生。

その1階にオープンした「THE CONTINENTAL ROYAL & Goh」は、福岡が誇る「ロイヤルグループ」が福岡を代表するフレンチシェフ・福山剛氏とタッグを組んで誕生した、これまでにないバルスタイルを取り入れたレストランだ。

新たにオープンしたこの場所は、1962 年、ワンビルの前身「福岡ビル」で開業した「ロイヤル福岡ビル店」があった場所。
ロイヤルの原点、創業時の思いを継ぐレストランとして⻑年多くのお客様に愛されたレストランが、形を変えアップデートして「THE CONTINENTAL ROYAL & Goh」として誕生する。

オープンに伴い、ロイヤルコントラクトサービス株式会社代表取締役の佐々木貴央社⻑、「アジアのベストレストラン 50」「ミシュランガイド福岡 2019」で一つ星を獲得するなど福岡のフレンチ界を牽引する福山剛シェフ双方に話を伺った。


編集部)
ワンビルの前身で福ビルでの開業からおよそ半世紀ぶりに戻ってきました。
新しくオープンするこちらのビルに福岡で伝統的なレストランであり、有名な「ロイヤル」が、単独ではなく Gohとコラボレーションしたきっかけ、経緯はどのようなものだったのでしょうか。

佐々木社⻑)
これについては昨日も話していたのですが、歴史の巡り合わせというものを感じます。
元々こちらにあった福ビルで「コンチネンタル」というお店を営業していました。現在は「ロイヤルホスト」が全国展開しており皆様に知っていただいていますが、「コンチネンタル」はロイヤルの原点となるお店でした。その同じ場所で Goh さんと一緒に再びオープンさせていただくというのは、非常に運命めいたものを感じます。弊社は創業75年を迎えたのですが、100周年に向けて進んでいくにあたり「変えてはいけないもの」と「変えていかなければならないもの」を会社のテーマにしています。そいう言った意味でも、「コンチネンタルロイヤル」というお店に、Goh さんの様々なアイデアや感性が加わり、新しい形で「コンチネンタルロイヤルアンドゴー」を改めて提案させていただけることは、私自身も非常に大きな魅力と期待を感じております。

編集部)
福岡がこの天神地区を中心に変大きく変化を遂げているところの一番ポイントとなるエリアに、新しい形での旗艦店が登場するのは、福岡の市⺠にとっても非常に心強いものを感じます。
街の歴史が大きく変わる場所での新たなスタートとなりますが、福岡で 75 年間、飲食事業を展開してきた中で、街が変化していくことについてはどう感じられますか?

佐々木社⻑)
ロイヤルは福岡が発祥ですので、ある意味、会社も福岡を起点に広がっていったと言えます。そういった意味では、福岡という場所が発展し、それに伴う街の変化の中で私どものレストランが新しい形で飲食事業を提案できるというのは、非常に嬉しいことだと感じています。

編集部)
福山さんは、今回、業種・形態など異なる飲食店とコラボレーションされましたが、このような形で新しくオープンすることに対してどのような思いがありますか?

福山氏)
やっぱりロイヤルさんって、⻑年の歴史もあり、ロイヤル愛が強い社員さんもいらして。僕は子供の頃からロイヤルさんに憧れていたのですが、もちろん会社の内部のことはわからない状態で今回は監修という形で入らせてもらいました。だからこそ、第三者からの視点で「ロイヤル」を見ることができたのも良かったのかなと思います。
お客様だったらこんなメニューがあったらいいのかなとか、どんなスタイルや楽しみ方があれば喜んでもらえるかだとか。

今回、内部に携わり改めて感じたのは、ロイヤルのセントラルキッチンが素晴らしいなということ。色々なものをスタッフ一人一人が手作業で作っていてこだわりが詰められています。そのメニューを僕の視点で少しアレンジしたり、夜のドリンクに合わせたものに変えたりしました。そのアレンジによって、これまでの「ロイヤルコンチンチネンタル」がさらに新しく楽しめるお店になればいいなと思っています。

編集部)
2社の新しいエッセンスが混ざることで、より新しく革新的なレストランが誕生したと感じています。ちなみに、新しく意識したようなサービスや工夫などはあるのでしょうか。

佐々木社⻑
元々コンチネンタルはどちらかというと年齢層も少し高めで、ゆっくりとお食事を楽しんでいただくというコンセプトですが、こちらは、福山さんとも話して、アルコールと合うよう、おつまみになる小皿料理を取り入れました。お値段もお手軽なものも用意しているので、年齢層の若い方にも気軽に楽しんでもらえたらと思っています。

編集部)
タパスのようなおつまみメニューがたくさんあるという点も新鮮でした。お手頃なお値段のメニューもあったりと、幅広い層の方が自由なスタイルで楽しめるお店になりそうですね。

佐々木社⻑)
手頃な値段となる、その点は頑張りました(笑)カウンターもあるので、気軽に寄ってつまみながらお酒を飲んでいただく使い方も楽しんでもらえたら。そして奥のテーブル席は昔からコンチネンタルを知っている方にも、変わらずゆっくりとお食事を楽しんでいただけたらと思っています。ロイヤルの新しいスタイルがお客様に伝わればと嬉しいです。

編集部)
メニューの開発にあたって、おすすめのメニューなどを意識して作られたところなどありますか。

福山氏)
ロイヤルさんのイメージはメインがあって、付け合わせ、スープがあってライス・パンなど、パターンが決まっているイメージがあったので、このお店ではメニューに自由度を持たせました。例えばメインと付け合わせは別々のメニューにしているので、お肉ならお肉だけとか、逆に付け合わせのお野菜をいろいろ頼むとか、お客様の好みでカスタマイズできます。
他にも、Gohのフォアグラのリゾットと、コンソメのゼリーを合わせるとか、コンソメはロイヤルさんの手作りのコンソメのゼリーを使うなど、お互いの持ち味がうまく融合して、よりいいものを提供できれば。

佐々木社長)
弊社のセントラルキッチンの商品に Goh さんのアイデアをプラスして双方の持ち味が生かされている、そういう意味でもより魅力的なメニューになっているのではと思っています。

編集部)
相乗効果でパワーアップしたお料理の数々、今後がますます期待が膨らみます。ありがとうございました。

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ロイヤルのこれまでの伝統的な料理に、福岡フレンチ界をリードする福山シェフの感性がプラスされ、まさに伝統と革新の織りなす相乗効果がメニューへと変貌を遂げた「ザ・ロイヤルコンチネンタル&ゴーランチタイムは優雅にくつろいだ時間を、バルタイムではふらっとカウンターに立ち寄り、ディナータイムは大切な方や仲間と料理とお酒を楽しむなど、⻑年のロイヤルファンはもちろんのこと、若い世代の方もシーンに合わせて気軽に利用できます。

落ち着いたインテリアのメインダイニングでは、「コンチネンタルロイヤル」で掛けられていた絵画や大切に使われてきた食器を使用するなど、従来のロイヤルファンが懐かしさを感じる工夫も。新しいけどほっとする、そんな空間が広がっていました。伝統を守りつつ挑戦を恐れない、ロイヤルの理念が反映され、洗練されたビストロバルへと変貌した「ロイヤルコンチネンタル」福岡を愛し、愛されてきた洋食レストラン「ロイヤル」、懐かしさと新しさが共存したロイヤルの新しい世界観を楽しめる特別な1軒へ、ぜひ足を運んでみてください。

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THE CONTINENTAL ROYAL & Goh
住所:福岡市中央区天神 1-11-1
ONE FUKUOKA BLDG. 1 階
電話:080-3485-2354
※電話番号は変更になる可能性あり
営業:11:00〜23:00(L.O.22:00)
ランチ 11:00〜15:00
定休日:なし(所属施設に準ずる)

 

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