グルメ2023/05/01

秋月 和×スウィーツ
「月月月」

九州

秋月 和×スウィーツ<br>「月月月」

「筑前の小京都」と言われる城下町・秋月。かつて武家屋敷が並んでいた、秋月城跡へ続く桜並木は、今も美術館や郷土館などがあり、当時の面影を彷彿させる佇まいを残している。その桜並木の一番奥にあるのが『月月月 秋月店』

今年3月にオープンしたばかりの真新しい店内。実は糸島エリアの『MOON MOON MOON CAFE』の姉妹店。あちらは【糸島×台湾】をコンセプトにしているが、『月月月』は【和×スウィーツ】。どちらも手掛けているのは、リノベーションやリフォームを得意とするガリレオコーポレーションだ。

『月月月』があるのは、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定され、城下町の雰囲気が守られてきたエリア。築50年の古民家を買い取り、周囲の景観に溶け込むようにデザインされたセンスはさすが。

メニューにも、当時の茶店を連想させるような団子や桜餅のソフトクリームなど、和のスウィーツが並ぶ。ただし、当時のままではなく、現代流に解釈してアレンジされた新感覚の品が多い。例えば、写真左は白玉団子を揚げた『白玉おかき』(550円)。外はパリパリ、中はモッチリの初めての食感に驚かされる。

『和ドリンク(ほうじ茶・抹茶・黒胡麻)』(各550円)。ほうじ茶・抹茶・黒胡麻のラテの上にアイスクリームと白玉がトッピングされたオリジナルドリンク。ミニパフェを食べているかのような満足感が楽しめる。

桜フレーバーのソフトクリームに白玉や粒あん入りの最中が乗った『桜餅ソフトクリーム』(770円)。塩漬けされた桜の蕾と葉がアクセントになっている。こちらは春限定だが、「黒糖わらび餅ソフトクリーム」が新登場した。

 わらび餅・黒みつ・くるみがトッピングされていて、モチモチ感やザクザク感など、嚙めばかむほど食感が楽しめます。

熊本のりんご飴専門店『林檎堂』もショップインショップとして併設されている。県内では、福岡市外初出店。

『りんご飴』(さくら650円・プレーン550円・ホワイトチョコ650円・ヨーグルト650円)。プラス100円でカットしてカップに入れてもらえる。

店内のイートインスペースのほか、店舗前には長椅子と傘が用意されている。これからの季節、新緑を眺めながら過ごすのにぴったり。

月の満ち欠けを表現したロゴは『MOON MOON MOON CAFE』と共通。コンセプトもメニュー構成もまったく異なるため、姉妹店だと感じさせるのはここだけかもしれない。

すぐそばにある垂裕神社(すいようじんじゃ)の入口には、県指定有形文化財に指定されている「黒門」が鎮座。

こちらは紅葉の名所でもあり、秋には周囲が真っ赤に染まる。

本丸跡に現在建っているのは、秋月中学校。今では珍しい木造校舎で、ノスタルジックな雰囲気を感じさせる。

約500メートルの直線に200本の桜の木が列ぶ「杉の馬場通り」。春は桜のトンネルを目当てにたくさんの見物客が訪れる。

 

月月月 秋月店

朝倉市秋月野鳥667-1

0946-23-8288

11:00〜19:00(雨の日は17:00まで)

※オフシーズンは6月~9月

 

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