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NEW CLOSE UP president2026/03/12

21歳で起業。徹底した効率化で世の中を便利にしていく
|株式会社ユニエイム
代表取締役CEO 原口宇志

マルチチャネルPOSレジプラットフォーム『CASHIER(キャッシャー)』、デジタルチケット販売・受付管理システム『CLOUD PASS』。 そして100ブランド以上が参加するファッションアウトレットイベント『TOKYO OUTLET WEEK』の主催など、多彩な事業を展開する株式会社ユニエイム。 「世の中にある非効率と不合理を解決する」というミッションのもと、ソフトウェア・プラットフォーム・ビジネスモデルを開発し続ける同社の原点と原動力を、代表取締役CEO 原口宇志氏に伺った。

原口 宇志(Takashi Haraguchi)
1985年大阪府生まれ。21歳で株式会社ユニエイムを設立。クラウドPOSレジ『CASHIER』や電子チケットサービス『CLOUD PASS』など、IT領域を中心に事業を展開。

大学を辞め、21歳の若さで起業へ

原口氏が起業を意識したのは早い段階であった。中学・高校時代はサッカーに夢中になり、その後大学へ進学。 しかし「将来は自分で何かをやりたい」という思いが強く、在学中に起業の決意を固める。

当時は「どんなことができるか」「何をやりたいか」を探し続けていた時期でもあり、行動力のままに大学を中退し、創業の道を歩み始めた。 ここからの歩みは、本人の言葉を借りれば「勢い」でもあったそうだが、この勢いこそが“現場の不合理を解く”という現在の事業思想へとつながっていく。

海外で目の当たりにした“当たり前”が、プロダクトの原点に

事業のきっかけの一つは、海外での体験だったという。iPhoneが登場して間もない頃、アメリカではタクシー料金の精算などがアプリで完結している光景を目にし、強い衝撃を受けた。

「非効率なことを効率化したい」。その思いのまま日本に戻り、すぐにシステムづくりへ。 現在ユニエイムの主軸となっているPOSサービス事業は、こうした問題意識を土台にしている。

- マルチチャネルPOS『CASHIER』が目指すもの

CASHIERの機器

ユニエイムが提供する『CASHIER(キャッシャー)』は、店舗や現場の販売形態に合わせて、チャネルや機能を柔軟に設計できるマルチチャネルPOSレジプラットフォーム。 飲食店・小売店をはじめ幅広い業種で採用されている。

Android OSのPOSレジをベースに、セルフレジやモバイルオーダー対応はもちろん、幅広い決済方法にも対応。 ECサイト構築、デジタル注文用紙、基幹システム連携など、現場に合わせたカスタマイズも低コストで実現するという。

- 紙チケットの“非効率”から生まれた『CLOUD PASS』

チケット事業が始まった背景にも「現場での非効率」がある。イベント運営の現場では紙のチケットが主流で、 入場口でスタッフがチケットをちぎり、入場者数を把握するために裏で半券を数える――そんなアナログな運用が当たり前だった。

そこでユニエイムは、イベント運用に必要な機能をひとつで実現できるシステムとして『CLOUD PASS』を開発。 今では全国各地で開催されるイベントや大型施設などでも活用されている。

コロナ禍でも“準備”を止めない。
成長を支えた体制づくり

オフィス内観

コロナ禍の例外を除き、ユニエイムは常に成長を続けてきたという。世界規模で消費が落ち込む中でも、成長を見据えた準備を進め、 社内体制を作り直し開発に力を入れる局面があった。

その結果、会社の成長速度は上がり、社員数は業務委託を含めて約120名規模にまで拡大。 「仕掛けにいった」という言葉の通り、“守り”ではなく“攻め”の意思決定が次の成長につながった。

また、ユニエイムはサービス面だけでなく、組織運営においても独自の思想を持つ。ビジョンに「Make More Fan」を掲げ、 社員も顧客も、関わる人すべてがユニエイムのファンになり、応援してもらえる会社を目指すという。

評価制度にもその考え方が反映されており、経営側から一方的に評価するのではなく、基本的に自己申告で昇給額などをプレゼンしてもらうスタイル。 もちろん言い値を払うわけではなく、なぜその金額なのか、会社の視点と本人の視点のズレがあれば理由を話し合う。 “自分自身を客観的に見る”機会を制度として組み込むことで、本人にも気づきが生まれる設計だ。

仕事とプライベートの境界を引かない。“動きながら”答えを出す

原口氏は「仕事とプライベートの境界線を引かないタイプ」だという。予定がないことが苦手で、2ヶ月先までスケジュールが埋まっていることも。 多い時期には週3回ほどゴルフや会食が入り、サウナや国内外の旅行にも足を運ぶ。

ゴルフは趣味であると同時に、ビジネスのコミュニケーションツールでもある。 “ただ遊ぶだけ”に見える時間が、仕事のヒントやご縁につながることもあるという。

- これから起業を考える人へ:考えすぎず、まず始めてみる

最後に、これから起業を考えている人へのアドバイスを尋ねると、「いろいろ考えるよりも、とりあえず早く始めてみたら」という答えが返ってきた。 想定だけでリスクを考えても答えは出にくい。実際に動き出して、現場で起きる問題と向き合いながら進んでいくことが大切だという。


会社名:株式会社ユニエイム
所在地:〒150-0012 東京都渋谷区広尾3-12-36 ワイマッツ広尾ビル5F
TEL:03-3443-4422
Mail:info@uniaim.co.jp
URL:https://uniaim.co.jp

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